台木用トマト。青枯病（B）に対して強度の耐病性を示し、根腐萎凋病（J3）、萎凋病（F:R-1,2）、ToMV（Tm-2,Tm-2aへテロ）、半身萎凋病（V）に抵抗性、ネマトーダ（N）に耐虫性をもつ台木用トマト。種子はやや大きく、初期生育が早く茎が太くなるので、接木操作が容易。草勢はやや強くスタミナがあり、より収量が上がる。スジ腐れ果や空洞果の発生が少なく、食味などの品質低下が少ない。穂木が、Tm-1型のToMV抵抗性品種や、ToMV感受性品種には使えないので注意。褐色根腐病（K）の耐病性はないので、汚染の恐れがある場合は堪水、太陽熱消毒などの耕種的防除を行う。